仕事をするときに、最も大切にしている価値観や欲求を視覚化してみましょう。
このサイトは、自分らしく働きたい、生きたいと思う人がキャリアを歩む上で、何があっても犠牲にしたくないもの、大切にし続けたいもの(キャリアアンカー)を探ることができます。無料です。(40問)
何事も独自の考えや新しい発想で判断しようとする。発明家タイプ
新しい製品や新しいサービスを開発したり、財務上の工夫で新しい組織をつくったり、あるいは現存する事業を買収したりして新しい事業を起こす欲求を、 人生のかなり早い時期から他の何よりも強く意識し、10代のころから、がむしゃらにこの夢を追い求めます。 彼らの創造的な衝動は、主として新しい組織、製品、あるいはサービスの創造に向かいます。 それらが、自分の努力によるものであることがはっきり識別でき、自分が生み出したものとして存続し、経済的に成功することが彼らにとって重要なのです。 彼らは、発明家や芸術家、研究開発、市場分析、広告宣伝の専門家などとは限りませんが、実際に起業家になる人もいます。 たまたま古い体質を持つ組織で働いていたとしても、そこにはおそらく長くはとどまらないでしょう。 たとえ居続けたとしても、組織としてやらされる仕事は片手間ですませて、自分の本当のエネルギーは自分の事業を起こすためにつぎ込んでいるものです。 自律・独立のアンカーと、彼らを区別することは大切です。彼らの特徴は、ときには自律を犠牲にしても、とにかく、自分が新しく事業を起こすことができるということを試してみたいという熱い思いに取り付かれている点です。 創造的な事業の種を探すのにキャリアの大半を費やしながらも、これまでと同じ昔ながらの仕事でキャリアをすごしてしまい、起業に失敗する人もいます。 このような人が起業家になるには、いったんベンチャーの対象を見つけたら、現在の仕事を思い切って捨て去る勇気を持つことが求められるでしょう。
創造する欲求に強くかりたてられていますが、一方では飽きっぽい傾向があります。 彼らは、自分自身の会社において新製品や新サービスを開発し続けるかもしれませんが、 興味がなくなればその会社を売却して、新しい事業を始めるといったこともあるかもしれません。 彼らは休みなく、常に新しい創造に挑戦し続けることを望んでいるのです。
彼らにとって最も重要な課題は、オーナーになることです。オーナーになっても自分に対しては大した報酬を支払わないといったこともよくあります。 しかし、自分の組織の株式を支配する手はゆるめません。また、新製品を開発した場合は特許権を取得することを望みます。 特許権や、株式の半分以上の保有を認めないと、彼らは組織にとどまらないものです。 起業家は、富を蓄積しようとします。しかし、富そのものが欲しいわけではなく、それを通じて、彼らが成し遂げたことを世間に示すことを望んでいるのです。 福利厚生も、彼らにとってはおそらくあまり意味をなさないでしょう。
自分の必要に応じて、いつでも、どこへでも移れるような制度を望みます。 自分が鍵を握ると思う役割を担うために移動し、自分の欲求を充たす権力と自由を欲しがります。 たとえば、研究開発関係のトップや取締役会の会長などを望みます。
財を成す、または、大きな事業を築き上げたという実績で承認されたと感じます。また、自己中心的なところがあり、個人的に目立ち世間から認められることをのぞむので、 製品や会社に自分の名をつけることを望みます。